アニメ「森のピアノ」のピアニスト高木竜馬2026年ピアノコンサートを聴くー山形テルサホールー2026年09月07日


 昨日、山形市「山形テルサ」で「高木竜馬2026年ピアノコンサート」が開催された。会場の「山形テルサ」は国内有数の建築音響を誇るホールとして知られ、木のぬくもりを生かした落ち着いた空間も魅力である。

 『ピアノの森』は、「一色まこと」による漫画を原作とした音楽アニメである。森に捨てられたピアノを自由自在に弾く少年・一ノ瀬海(カイ)と、ピアニスト一家に育った雨宮修平との友情と成長を描いている。クラシック音楽の世界を舞台に、才能、努力、挫折、家族、友情をテーマにした物語である。美しいピアノ演奏も大きな魅力で、ショパンなどの名曲が登場。2018年にNHKでテレビアニメ化され、全24話が放映された。

NHK放映テレビアニメ『森のピアノ』

 今回の出演者高木竜馬(たかぎ・りょうま)は「森のピアノ」主要人物の一人雨宮修平の演奏担当したピアニストである。2019年には、主人公一ノ瀬海の親友であり、ライバルでもある雨宮修平のピアノ曲を収録したCDアルバム「ピアノの森」雨宮修平の軌跡」<COCQ-85452>がコロンビアレコードから発売されている。

          CD 「ピアノの森」雨宮修平の軌跡

 高木竜馬は、1992年生まれ、千葉県出身のピアニスト。2018年、ロシアの「第16回グリーク国際ピアノコンクール」で優勝し、国際的にも注目された。繊細な表現力と情熱的な演奏を持ち味とし、国内外の主要な音学ホールで活躍している。

 演奏の前半はアニメ「森のピアノ」で演奏された「ベートーヴェン:エリーゼのために」で幕を開け、ショパンの「雨だれ」、「子犬のワルツ」と続き、高木が担当するアニメの雨宮修平が演奏したショパンの「バラード第1番」が披露された。続いてショパンの「英雄」が演奏され終了。アニメ「森のピアノ」を思い出しながら生演奏を聴くことができた。

 後半は高木の妹、高木薫子とのデユオで「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」。今回はラフマニロフ自身が2台のピアノのために編曲した版(第1ピアノは独奏ピアノ・パート、第2ピアノはオーケストラー・パート)を弾くという企画である。第1楽章:アレグロ・マ・ノン・タント、第2楽章:間奏曲、第3楽章:フィナーレ、アラ・プレーヴェが演奏された。兄妹の息のあったダイナミックな演奏で奏でられ、会場は大きな熱気に包まれた。鳴り止まむ拍手に応えてアンコールへ。曲は「ドビュッシー:小組曲小船にて」が演奏され、ドビュッシーの流れる様な旋律を聴くことができた。

 なお、会場ロビーには「一色まこと」のオリジナル原画『森のピアノ』が展示されていたので、紹介する。

オリジナル原画『森のピアノ』

 最後に高木竜馬のM.ラヴェルの「亡き王女のパヴァーヌ」をお届けして終わります。透明感のある繊細で美しいピアノ演奏をお楽しみ下さい。

演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=HDjBiiqb9fc&list=RDHDjBiiqb9fc&index=1