読書に浸る旅が叶うおしゃれホテル・温泉旅館と元祖 Library Hotel2025年01月22日

 近年、本を備えた「ホテル」や「温泉旅館」を目にする事が多い。旅行先で時間を忘れ、読書空間の提供を受けることは本好きの旅人にとって至福の一時である。 最近訪れた、北海道函館の小さなホテル「LA JOLIE MOTOMACHI」、山形県鶴岡市の「SUIDEN HOTEL」、福島県磐梯山の「星野リゾート磐梯山」、山形市郊外の黒沢温泉「悠々の里」等それぞれの特色を活かして展示されている。

    無料コーヒーを飲みながら雑誌や図書を提供する「LA JOLIE  MOTOMACHI」

 これらの施設のなかでも鶴岡市郊外にある「SHOUNAI HOTEL SUIDEN TERRASE」の蔵書は圧巻である。国内外の多くの美術館などを手掛けてきた建築家「坂 茂」が設計。田んぼの気配をかんじながらブックディレクターが選択した約2,000冊の本を楽しめる。

 誰でも利用できるホテルラウンジ内のライブラリーには「自然や生き物」「世界を見渡す」「日本と山形」「My Favorite Things」「暮らし」など10のテーマに関する1000冊の本が館内の好きな場所で読む事ができる。

「SHOUNAI HOTEL SUIDEN TERRASE」ホテルラウンジ内の書架

 宿泊者向けの宿泊棟には、「一冊一献」「物思いに耽る夜」「地域の暮らしの今昔」「確かな時代を生きるの」など7つのテーマをもとに、1000冊の本が用意されている。

          SHOUNAI HOTEL 宿泊者専用ライブラリー

SHOUNAI HOTEL 宿泊者専用読書コーナー

 温泉旅館としては、福島県福島県磐梯山「星野リゾート磐梯山」が地元関係の図書や植物に関する図書が展示されていた。

          星野リゾート磐梯山 Books & Cafe

 山形市郊外の黒沢温泉「悠湯の郷ゆさ」は、温泉入浴後のリラックス施設「おふろCafe yusa」ライブラリーを全面に打ち出し2022年12月リニュアル。雑誌や本を中心とした2層構造の施設に約8,000冊を展示し、温泉と読書を楽しみことができる施設として注目されている。

「悠湯の郷ゆさ」ホテルロビー内の書架

          「おふろCafe yusa」 漫画を中心とした書棚

「おふろCafe yusa」湯上がり後リラックスして読書する利用者

 我が国で近年注目を浴びている「ホテル・温泉旅館」ライブラリー。米国では、書籍を分類した本格的な魅力ある「LIBRAY Hotel」が存在する。ホテルの名前にもある様に、ホテル内は6,000冊以上の書籍で溢れ、館内の多くのスペースに本棚が配置。6,000冊以上の本は、普段利用する公共図書館で採用されている分類法に基づいて整理されている。分類は、米国の図書館学者デューイの考案した十進分類法<0~9>である。各階にある10の各部屋には、分類の10カテゴリーの1つを添え、60室の客室には、それぞれ分類表に対応する様な主題の本<5冊~150冊>が設置されている。

 ライブラリーホテルルームメニュー例

 3階 「社会科学」301号室 コミュニケーション302号室 政治学 等

 4階 「言語」 401号室 スラブ語  404号室アジア語 等

 5階 「数学と科学」501号室 数学   505号室 恐竜 等

   6階 「テクノロジー」601号室 広告  606号室 健康と美容 等

 7階 「芸術」701号室 建築 705号室 音楽 等

 8階 「文学」 803号室 詩  806号室 ミステリー 等

 9階 「歴史」  10階「一般知識」 11階「哲学」 12階「宗教」が準備されている。

 宿泊者は様々なジャンルの書籍を自由に閲覧でき、読書好きな宿泊者には理想的な環境が提供されているホテルと知られている。特に、文学をテーマにした魅力的な空間が特徴とのことである。

 未だ宿泊したことはないが、「図書館学」をライフワークにしている私にとって関心事あるホテルの一つである。


           LIBRARY Hotel 入り口<Library Hotel 公式サイトより転載>
 Library Hotel チェックインカウンター <Library Hotel 公式サイトより転載>
Library Hotel ロビー<Library Hotel 公式サイトより転載>
Libray Hotel 室内 Guest Roomの本棚<Library Hotel 公式サイトより転載>

 

 このホテルのコンセプトは、以下の通りである。

1. 本に囲まれた空間 :名前のとおり書籍であふれるホテル

2. 読書をテーマにしたデザイン:ロビーや客室、廊下などすべての空間が本や読書に関連するデザインで飾られている。

 3.ライブラリーバーやラウンジ:ホテル内には読書とともににリラックスできるバーやラウンジが併設。コーヒーやカクテルを楽しみながら静かに読書可能。

 4.文学イベントやワークショップ:定期的に、作家のトークイベントや読書会、文学ワークショップ開催。

 5. 個別の客室テーマ:各客室には、特定の作家や文学作品にちなんだテーマが併設。

6.リラックスした雰囲気:静かな環境で、読書を楽しみたい人に最適。

 7. コミュニティとのつながり:ホテル内で他のゲストと自然にコミュニケーションが取れ、共通の趣味を持つ仲間と出会える可能性。

8. 文化的なアメニティー:書籍だけでなく、アートや音楽など、文化的な体験を提供し、宿泊者は滞在中多様な文化的な活動を楽しむことができる。

   ライブラリーホテルは、マンハッタンアヴェニュー299番地のイースト41番街、ミッドタウンの完璧な中心街にある。近くには「ニューヨーク公共図書館」や「ブロードウェイシアター」、「ロックフェラーセンター」がある。

 最後に、Hotelに因んだジャズアルバム カレン・ソーサの「Hotel Souza」の中からボサノバ、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「Dindi:ディンジ」をお届けして終わります。妖艶なアルゼンチン出身のジャズ歌手カレン・ソーサの知的でクールな歌声をお楽しみ下さい。

 演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=L2t_bY0NLbQ


LIBRARY HOTEL 公式サイト

 https://libraryhotel.com 

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