2年振りに開催された オーデイオフェア ー2025 NODAYA Audio & Hometheater Fair ー ― 2025年11月26日
2階には本格的なハイエンドオーディオの試聴室が10室設けられ、各室は15人ほどを収容。各メーカーが自慢のフラグシップ機を用い、担当者が解説しながら約50分間じっくり試聴させてくれる構成となっていた。私はそのうち4つのブースを回り、普段では味わえない高品位な音の数々を体験した。
最初に訪れたのは、2014年にギリシャで設立された新興ハイエンドメーカー「PLIUM(ピリウム)」のブースである。日本ではまだ馴染みが薄いが、同社は妥協なき設計思想を掲げ、世界中から厳選した部品を集めて高精度なアンプを製造している。製品名も「ALEXANDER」「HERACULES」などギリシャらしさが漂い、初めて耳にするその音は力強さと透明感を兼ね備えており、新鮮な驚きを与えてくれた。

ギリシャPLIUM社アンプとフランスのAudioNec社の高級スピーカー
次に試聴したのは、日本のハイエンドを代表するTADのブースである。パイオニアのトップ開発プロジェクトを母体とする同社は、技術力の高さで世界的に評価されている。今回は、自社の高級アンプと最新フロア型スピーカー「Evolution One」を組み合わせたシステムを体験。緻密で正確な音像、自然な空気感、堂々とした佇まいが印象的で、まさにTADの技術が凝縮されていた。

白いフロア型「Evolution One」とウッド調「Grand Evolution One」
三つ目はD&Mのコーナーで、MARANZが近年発売した最高峰モデル「10シリーズ」を試聴した。プリメインアンプ、ストリーミングプリアンプ、SACDプレーヤーが揃い、英国Bowers & Wilkinsの高級スピーカーと組み合わせることで、極めて上質な音の世界が展開された。豊かな情報量と落ち着きある音色は、まさにラグジュアリー・パフォーマンスという言葉がふさわしく、長年のファンにも新鮮な感動を与える内容だった。

Maranz モデル10シリーズ & B&W スピーカー
最後に訪れたは、現在最も関心のある高音質のHi-Res(AMAZON Music HD、Spotify、Qobuz等)のサブスクミュージックのネットワークオーディオ関係ブースである。ここでは、ハイレゾ再生の第一人者である土方久明氏が登壇し、Hi-Res音源とネットワーク機器の関係について講演した。一般家庭用ルーターはノイズの影響を受けやすいが、オーディオ専用ルーターや高品質LANケーブルを使用することで、音の鮮明さやダイナミクスが大きく改善するという内容で、実際の比較デモでは想像以上の効果を体感できた。ハードだけでなくネットワーク環境も音質に直結することを実感し、サブスク時代のオーディオの奥深さを改めて認識した。

機器を用いて解説する土方久明氏(右側)
最後にオーデイオフェアの各ブースで紹介されたJ-POPの名盤 竹内まりやの「告白」をお届けして終わります。
下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=tOkyxchJArk&list=RDtOkyxchJArk&start_radio=1

茨城県笠間市のモンブランケーキ ― 2025年10月15日

笠間市郊外の「Kasamarron cafe」のモンブランケーキ
中でも笠間市は、市が中心となり「かさま新栗まつり:10月3日~5日」の開催や「笠間の栗もんぶらん旅マップ2025」を発行している。
今回は「かさま新栗まつり」には行くことができなかったが、10月9日(木)モンブランケーキを求めて出かけた。
「笠間の栗もんぶらん旅マップ2025」には、なんと28店ものお店が掲載。

混雑も考慮の上、笠間市郊外の「Kasamarron cafe」を訪れた。


廃校舎跡地の栗スイーツカフェ「Kasamarron cafe」
このお店、廃校となった中学校の校舎跡地にあり、栽培から加工まで手がける栗農家しかできない「贅沢な栗スイーツ」を提供している。
店には、「熟成プレミアムモンブラン」、「和栗モンブラン」の2種類があった。両者を比較するため2種類を注文した。

笠間産の熟成和栗をたっぷり使用した贅沢な「熟成プレミアムモンブラン」

茨城産の和栗を極細に絞りあげた香り豊かな「和栗モンブラン」
どちらも、美味であったが「熟成モンブラン」は収穫後、冷蔵でじっくり熟成させ甘みを最大限に引き出し、濃厚な栗本来の味を堪能できた。
今回は足をのばして隣町「益子町」を訪れた。益子町は「益子焼」で知られる日本有数の陶芸の町である。江戸末期に笠間焼の陶工「大塚啓三郎」が開窯したことに始まり、鉄分を多く含む益子の土が生む素朴で温かみのある風合が特徴。民芸運動の中心人物「浜田庄司」が拠点を構えたことで、「用の美」を重んじる益子焼が全国に広まった。現在、約300の窯元やギヤラリーが集まり、伝統と現代感覚が融合した作品が生み出されている。春と秋に開かれる「益子陶器市」には多くの人が訪れ、町全体がにぎわう。自然と人の温もりに包まれた益子は、創造と交流の息づく陶芸の里である。なお、今年の秋の「陶芸市」は11月1日~4日に開催される。
訪れた9日(金)は平日のためか、観光客も少なくゆったりとして好みの陶器を見ることができ、記念にミルクフォーマーを購入した。

益子焼ミルクフォーマー

益子のメイン通りは午前11時でも人気なし

暇で客も来ないので安心して、店の前で朝寝する店の看板犬
最後にこの季節に相応しい「Autumn In New York」をお届けして終わります。今回は私の大好きなジャズ・ヴォーカル界のクイーン、「ダイアナ・クラール」のヴォーカルとニューヨークを舞台にまるで空を飛んでいるかのように捉えた街並みが次々と映し出され、どこか寂し気のあるセピア色に仕上がった「ヴィジュアライザー:Official Video」をお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

山形テルサで「小曽根真スペシャル」を聴く ― 2025年09月29日


床・天井・壁・椅子全て木製のテレサーホール
私にとっては2021年12月石巻での小曽根公演以来4年振りの鑑賞であり、東北では山形のみの開催であった。前回は還暦記念ソロ「Ozone60」であったが、今回は円熟味を増したピアノ演奏を堪能できた。
近年小曽根真はクラシックにも力を注ぎ、今年7月には岐阜県可児市で開催された新日本フィル交響楽団との共演で同曲を披露しており、ジャズのみならずクラシック的な要素を取り組む音楽家としての幅を拡大している。
演奏は小曽根の「Untold Stories」で幕を開け、「Lazy Uncle」、「O’berek(オベレク)」と続く。特に「O’berek」は中国・杭州フィルで初演された作品である。その後、壷阪とのデュオで壷阪の「子供の木」、小曽根の「Ital Park」を披露。後半は壺阪の作曲「When I Sing」、「With Time」を経て、本公演の柱ガーシュインの「ラブソディ・イン・ブルー」が、二人の息のあったダイナミックな演奏で奏でられ、会場は大きな熱気に包まれた。終了後はスタンディングオーべションが起こり、鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールへ。ここで小曽根はトランペットを手にすると、聴衆の前に現れたのはおかっぱマント姿で演奏する若き人気トランペッター「松井秀太郎」。聴衆は驚きに包まれた。3人で揃って小曽根の尊敬するピアニスト「オスカー・ピータソン」に捧げる「Hymn to Freedom:自由の賛歌」を演奏し、会場は最高潮に達した。松井は小曽根真からアレンジを学んだ縁で、飛び入りしたと推測され、思いがけず彼の生演奏も聴けたことも大きな喜びとなった。こうして本公演は、小曽根の進化した演奏、壺阪の新鮮な感性、そして松井のサプライズ出演が重なり、忘れ難いコンサートとなった。

最後にアンコールで演奏された私の大好きなオースカー・ピータソンの作品、「自由の賛歌」をお届けして終わります。感情豊かでダイナミックな演奏を信条とするオスカーを敬愛する小曽根の、繊細かつ力強いピアノソロ「自由の賛歌」をお楽しみ下さい。なお、今年はオスカー・ピータソン生誕100年になります。
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=zMYR6kFIlb4

猛暑の最中遊覧船に乗って伊豆沼の「蓮」を賞でる ― 2025年08月21日

人混みを避け、8月20日伊豆沼を訪れた。蓮の特徴として、早朝に咲き昼には閉じる習性をもっているため、満開の花を見るには午前中遊覧船に乗るのがベストの様だ。そのことを知らず、12時過ぎに伊豆沼を訪れた。遊覧船の運行時間は午前8時から11時。すでに休止となっていたが、なんとかお願いすると通常の40分より短い時間であるが運行してもらい、蓮の花が彩る水面を遊覧船で満喫することできた。

「遊覧船」乗車口
ライフジャケットを身につけ遊覧船に乗船。今日も気温は34度、猛暑の最中更なる体温上昇となった。

沼一面に蓮の花が咲く水面に遊覧船が運行
乗船し蓮を間近にみると、ピンクの花と葉の大きさに驚かせれる。

水面下から3m以上もある蓮、直径40cm近くある葉

蓮の群生地を横切る遊覧船

蓮の花に見惚れるシラサギ?

沼一面に咲く蓮

見事に咲いた蓮
「はすまつり」であるが、4年前の集中豪雨で、沼の蓮が水没し、ここ3年ほど中止であったとのことである。今年もつい最近まで、花が咲かなかったが、ようやく開花し、今回蓮の花を思う存分賞でることができた。
演奏は下記URLをクリック願います。

猛暑の最中オープンバスで奥入瀬渓流の深緑を駆け抜ける ― 2025年07月27日

このバスで、奥入瀬渓流ホテルの焼山から十和田湖の子の口まで、約14kmの奥入瀬渓流沿いを往復する。途中には滝や巨石、美しい渓流などの見どころが多く、通常徒歩で片道5~6時間かかる行程を、バスなら90分で快適に楽しめる。
猛暑の続く、7月25日午前のツアーに参加した。出発はホテル玄関前から。2階建てバスに乗ることは初めて、乗り込むだけでもワクワクする。

出発を待つオープンバス
2階建てバスの座席からの眺めは、通常の目線とは異なり非常に新鮮で、木々の葉に手が届きそうなほどの近さに自然を感じられる。視線の高さが通常のバスの天井ほどにあり、まるで巨人になったような感覚が味わえる。周囲を見渡す360度のパノラマビューからは、奥入瀬渓流の壮大な景色が広がり、その開放感と迫力は圧巻である。これまで訪れた際には見られなかった、新たな視点からの奥入瀬の美しさを体験できる。

高さ3mの高さから見るオープンバス観光

高さ3mの目線から森を見る

高さ3mから渓流を見る
走行中に受ける風は想像以上、猛暑下にありながら、マイナスイオンたっぷりの空気を身体中に取り込んで開放感に満たされる。

観光スポット 銚子大滝
幅20m 高さ7mの水音高らかに水しぶきをあげる堂々たる滝である。奥入瀬本流にかかる唯一の滝、春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、そして冬の氷瀑と、四季折々に魅力的である。

画面奥の白く見える小滝
出発から約40分終点十和田湖に、ここで休憩。今日も30度を超える猛暑、森の中から炎天下の十和田湖、水分補給のためミネラルウオーターを付近の売店で購入。

終点十和田湖
ここから復路ホテルに向かう。今度は反対側から奥入瀬渓流を楽しむことができる。往路では見ることができなかった渓流や巨石、滝を見られる。

阿修羅の流れ

高さ30mのダイナミックに見える巨石

より鮮明に見える滝(正面)
今回のツアーには、奥入瀬渓流ホテルアクティビティ担当スタッフがガイドを務め、奥入瀬の森について詳しく説明してくれる。撮影スポットではバスを停車させてくれるなど、十和田湖まで滝を見ながら片道40分ほどの爽快感のあるツアーであった。
最後に、わたしの大好きなイージー・リスニングのリーダー「フランク・プールセル楽団」の『急流』をお届けして終わります。
急流(Le Torrent)は、L・カミロ作曲のイタリアのボレロ。冒頭に弦楽器がフラジオレット奏法を用い、クレシェンドで降下するあたり、急流を思わせる描写を奏でている。見事なストリングスをお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=cZYSs9FaHdU&list=RDcZYSs9FaHdU&start_radio=1

ベルリン・フィル12人のチェリストたちを聴く ― 2025年07月11日

この「12人」のメンバーによる最初の公演はヨーロッパではなく、実は日本の早稲田大学大隈講堂で1973年10月26日に公演された。さらに、彼らのために作曲された最初のオリジナル作品であるボリス・ブラッハーの「ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ」もこの講堂で初演、世界に羽ばたいていった。12人は音楽外交使節としての役割を各国で果たしている。日本の関係は深く、1990年天皇陛下への皇位継承のお祝いとしてヴァイツゼッカー大統領から遣わされ御前演奏。
1996年には神戸において阪神淡路大震災チャリティコンサートを行うなど、日独の親善大使として大きな役割を果たしている。その他、1994年日本の楽曲だけを収めた『泣きたいだけ泣いてごらん 三枝成彰編曲による「日本の歌」』というCDをファンハウスから出している。ここには、日本の民謡や「荒城の月」「赤い靴」「おぼろ月夜」などの唱歌をアレンジして収録。

泣きたいだけ泣いててごらん 三枝成彰編曲による「日本の歌」
現在この名盤が最新リマスターされ、ソニー・ミュージックから発売されている。
今回は、結成50周年記念公演として7年ぶりに来日。仙台には21年ぶりの来仙である。
昨夜の演奏内容は1曲目がクレンゲルの「12人のチェロのための《讃歌》」。12人が正式に結成した際の記念すべき曲。続くブラッハーも世界で最初に公演をした際に初演した「ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ」。いずれもこのメンバーの代表作である。その他、フォーレの「パヴァーヌ」、ユルメールの「ピガール」、映画『タイタニック』のメイン・テーマ曲、およびドヴォルザークの「ユーモレスク」。とセミ・クラシックコンサートの様な演奏であった。ここで休憩。後半の冒頭は、タンゴの革命児ピアソラの《天使の組曲》から3曲。ピアソラと言えば、「リベルタンゴ」を思い浮かべるが、演奏は無し。聴衆の拍手も少なく私と同じ感想を持った様に推測される。続いて日本民謡「こんぴらふねふね」と日本歌曲の先駆け(西洋音楽との融合)となった滝廉太郎の「荒城の月」。日本人の心のふるさとに新たに光を照らした作曲家三枝成彰の編曲によるチェロの響きの中で蘇った演奏、大いに感動した。両曲ともに前述したCD「泣きたいだけ泣いてごらん」に収録されている。
続いてJ. フレンセ《朝の歌》。次の演奏はシャンソン、E.ピアフの代表作「バラ色の人生」。初めて聴く12人のチェロによるエレガントな演奏に聴き入った。その他、ジョージ・ガーシュウィンのクラップ・ヨー・ハンズ「パリの恋人」。最後はジャズでお馴染みのD. エリントンの「キャラバン」であった。
アンコールの「オペラ座の怪人」、昨年中新田バッハホールで開催されたYou Tubeで世界の注目を浴びたプラハ・チェロ・リパブリックのチェロ4重奏団の同じ演奏を思い起こした。4人と違い12人というダイナミックで迫力ある演奏を堪能することができた。
アンコール曲はこれで終了と思いきや、なんと私の大好きなピアソラの「リベルタンゴ」が演奏され聴衆も大喜び。さらにビートルズの「ミッシェル」まで演奏されたのである。聴衆はスタンデングオベーション。大いに盛り上がったコンサートであった。
最後に今回アンコールで演奏されたピアソラの「リベルタンゴ」をお届けして終わります。素晴らしいチェロの演奏をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=sgKcBR_C7PI&list=RDul3HnMnUl6s&index=2

あなたは「ハンカチの木」をご存知ですか? ― 2025年05月19日

すると、今まで見たことのない「ハンカチの木」という中国源産の落葉高木である。樹齢20年とか、今回初めて見事に咲いたとのことである。成長すると高さは12m、自然環境下では最大20mに達する珍しい高山植物である。

ハンカチの木と包と花
春から初夏にかけけて、球状の小さな花序が咲き、その周囲を2枚の大きな白い包が囲んでいる。これらの包が風に吹かれる様子が、ハンカチが舞っている様に見えることから、その名が付けられた。白い2枚の包が鳩に似ていることから別名「ハトノキ」とも呼ばれている。


白い包とは、花を守っている葉っぱのようなもの
花は中央にある丸い部分:一つの雌花にたくさんの雄花が集まった花

落葉したハンカチの木の白い「包」と「花」
初めて見る見事な「ハンカチの木」に深く感動した。
最後に花に因んだ曲「小さな花: Petite fleur」をお届けして終わります。
「小さな花」は、米国のソプラノ・サックスおよびクラリネット奏者シドニー・ベシェ Sidney Becherが1952年作曲。パリーを中心にヨーロッパで人気を博し、フランス語の歌詞が付与されシャンソンとして歌われた。日本ではザ・ピーナッツが「可愛い花」というタイトルでヒットさせた。
今回は私の好きなクラリネット奏者「北村英治」の演奏でお届けします。
お楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

作並のマジックアワー:幻想的な「夕日と桜」 ― 2025年04月26日
作並岩谷堂の桜もほとんど散ったが、幸い「枝垂れ桜」の最盛期であった。夕日と桜のベストコラボ。ご覧下さい。

ピンク色に映える「桜」と「夕日」見事なコラボ

幻想的な沈みかける夕日

演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=7SWqH70JP3A

珍しい花見ー東根市自衛隊「神町駐屯地」の桜並木 ― 2025年04月22日

神町(じんまち)駐屯地は、山形県東根市にあり太平洋戦争中の昭和19年(1944)に「神町海軍航空隊」として設置。昭和20年の終戦後は米軍が進駐、昭和31年(1956)6月まで「神町キャンプ」として駐留。返還された昭和31年12月に青森の第20普通科連隊が移駐し、「神町駐屯地」と改名し現在に至っている。写真は神町海軍航空隊時代の滑走路跡に返還を記念して桜が植樹された。一直線に植樹された見事な桜並木である。
その後、現在桜の時期になると一般市民に開放されている。

さくら一般開放の知らせの「のぼり」
基地内には基地独特の戦車やヘリコプター等が展示されている。しかもそれらが桜とコラボ。珍しい取り合わせ。

戦車と桜
さらに、曜日によっては自衛隊員の補助のもと見学の児童が展示大型ヘリコプター等に乗る機会もある。

展示用大型ヘリコプター

大型ヘリコプターコックピットから桜を眺める児童(左側)

その他、珍しい航空機が展示されていた。

夜になると基地内の一部にライトアップされた「桜」を見ることができる。

ライトアップされた「夜桜」
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=_hT8NfM_lpQ

東北のひなまつりを訪ねてー宮城県丸森町「齋理のひなまつり」と山形市の山形まるごと館「紅の蔵」の雛人形展 ― 2025年03月06日
齋理屋敷は江戸後期より七代続いた豪商「齋藤屋」の屋敷跡。代々の当主が理助と名乗ったことから「齋理」と呼ばれる様になった。昭和25(1950年)まで商売を続けていたが、昭和61(1986年)に七代目当主より土地・家屋の全てが町に寄贈。昭和63(1988年)蔵の郷土館「齋理屋敷」として開館。平成23(2011年)には、館内12ヶ所の建造物が国の登録有形文化財に認定された。

齋理屋敷 左の蔵は何代目かの豪華な嫁入り道具が展示
齋理屋敷では、毎年この時期「齋理の雛まつり」が開催。今年は2月4日から3月30日まで開催中。3月3日は休館日のため4日訪れた。平日のため、来館者も少なく落ち着いてお雛様を見ることができた。
40畳の座敷に代々伝わるお雛様の段飾りを披露。享保雛や古今雛、嫁いできたお嫁さんが抱いていた市松人形など、齋理家の繁栄の歴史を雛人形や広間に壮厳に並ぶ、いろいろな道具類の豪華さを通して見る事ができる。

齋理屋敷の雛
3月6日、今度は山形方面のひな祭りを訪れた。
今回は山形市にある山形まるごと館「紅の蔵」の紅花商人の旧家に伝わる時代雛展を訪れた。 「紅の蔵」の舞台となる蔵は、紅花商人であったマルタニ長谷川家の所有の母屋と五棟の蔵で構成されている。

山形まるごと館「紅の蔵」正面

長谷川家に代々受け継がれて華やかな雛人形
紅花の取引によって京都などからもたらされた上方文化を垣間見ることができる貴重なお雛様である。
今回は、宮城、山形の豪商の所有する華やかなで優雅なお雛様を見ることができた二日間であった。
最後に、ジャズでも有名な「サテン・ドール」をお届けして終わります。演奏はマッコイ・タイナーの華麗なピアノタッチお楽み下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

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