あなたは「ハンカチの木」をご存知ですか? ― 2025年05月19日

すると、今まで見たことのない「ハンカチの木」という中国源産の落葉高木である。樹齢20年とか、今回初めて見事に咲いたとのことである。成長すると高さは12m、自然環境下では最大20mに達する珍しい高山植物である。

ハンカチの木と包と花
春から初夏にかけけて、球状の小さな花序が咲き、その周囲を2枚の大きな白い包が囲んでいる。これらの包が風に吹かれる様子が、ハンカチが舞っている様に見えることから、その名が付けられた。白い2枚の包が鳩に似ていることから別名「ハトノキ」とも呼ばれている。


白い包とは、花を守っている葉っぱのようなもの
花は中央にある丸い部分:一つの雌花にたくさんの雄花が集まった花

落葉したハンカチの木の白い「包」と「花」
初めて見る見事な「ハンカチの木」に深く感動した。
最後に花に因んだ曲「小さな花: Petite fleur」をお届けして終わります。
「小さな花」は、米国のソプラノ・サックスおよびクラリネット奏者シドニー・ベシェ Sidney Becherが1952年作曲。パリーを中心にヨーロッパで人気を博し、フランス語の歌詞が付与されシャンソンとして歌われた。日本ではザ・ピーナッツが「可愛い花」というタイトルでヒットさせた。
今回は私の好きなクラリネット奏者「北村英治」の演奏でお届けします。
お楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

作並のマジックアワー:幻想的な「夕日と桜」 ― 2025年04月26日
作並岩谷堂の桜もほとんど散ったが、幸い「枝垂れ桜」の最盛期であった。夕日と桜のベストコラボ。ご覧下さい。

ピンク色に映える「桜」と「夕日」見事なコラボ

幻想的な沈みかける夕日

演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=7SWqH70JP3A

珍しい花見ー東根市自衛隊「神町駐屯地」の桜並木 ― 2025年04月22日

神町(じんまち)駐屯地は、山形県東根市にあり太平洋戦争中の昭和19年(1944)に「神町海軍航空隊」として設置。昭和20年の終戦後は米軍が進駐、昭和31年(1956)6月まで「神町キャンプ」として駐留。返還された昭和31年12月に青森の第20普通科連隊が移駐し、「神町駐屯地」と改名し現在に至っている。写真は神町海軍航空隊時代の滑走路跡に返還を記念して桜が植樹された。一直線に植樹された見事な桜並木である。
その後、現在桜の時期になると一般市民に開放されている。

さくら一般開放の知らせの「のぼり」
基地内には基地独特の戦車やヘリコプター等が展示されている。しかもそれらが桜とコラボ。珍しい取り合わせ。

戦車と桜
さらに、曜日によっては自衛隊員の補助のもと見学の児童が展示大型ヘリコプター等に乗る機会もある。

展示用大型ヘリコプター

大型ヘリコプターコックピットから桜を眺める児童(左側)

その他、珍しい航空機が展示されていた。

夜になると基地内の一部にライトアップされた「桜」を見ることができる。

ライトアップされた「夜桜」
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=_hT8NfM_lpQ

大きく成長した作並の羊ー長野からやってきた生後2ヶ月の子羊 ― 2024年12月20日
今年4月、岩谷堂付近のお宅で糸つむぎ材料の原毛用として「子羊」二頭が飼育されるようになった。生まれは長野、生後2ヶ月4月に作並にやってきた。当初は、未だミルクを飲む生後2ヶ月の子羊。かわいい子犬の様に見える雄と雌。

2024年4月長旅を終えやってきた子羊の雄と雌。
6月になると、食事もミルクから野草に代わり食欲も旺盛となり樹木の木の葉も食べる様になった。当初は雄雌ともに仲良く行動していたが、雌の子羊が積極的活動開始。雄の子羊はおっとり。

家内も、子羊の好きな野草を調達し出向くと「メー」とヤギの様な声を発して足早にやってくる。野草も好みがあるようで、「こうぞの木の葉」や「ギシギシ」、「はこべ」、「大ばこ」等を競って食べていた。しかし、日が経つにつれ「ギシギシ」を見ても”ふん”と見向きもしない事もある。現在は「大ばこ」が大好物。なかなかの美食家である。

お好みの「大ばこ」を食べる子羊
梅雨時6月の大きくなった羊、もはや子羊とは言えない。

大きく成長した羊
運動不足を補うためか、朝の散歩も開始。どこか外食に出掛けている様にも思える。

外食に出かける羊さん
8月になると、食用草食も少なくなってきた。

餌を求める羊
秋も終わり、12月中旬になると作並も雪景色。冬に備えて羊も大きく変化、本格的な羊として成長した。

大きく立派に成長した羊
散歩の際、羊の住む庭の前を通ると餌を求めってやってくる食欲旺盛な雌羊、後方は雄の羊。
気になるのは、冬場の餌であるが飼い主は大量の干し草を準備したとのことであるが、果たした羊たちはお気に示すかどうか。。。。。

餌を与えることが出来なくてもやってくる「人なつこい雌羊」
まもなくクリスマス。クリスマスと言えば「イエス・キリスト」が生まれたことを記念する日である。その最初のクリスマス、待ち続けた救い主が生まれたという超特大ニュースが、真っ先にある人々のもとに届けられた。それが羊飼いたちであることが新訳聖書『ルカの福音書第2章』に記載されている。この様に羊はクリスマスと深い関わりを持っている。最後に、クリスマスを祝して、私の好きなエディ・ヒギンズの「The Christmas Song」をお届けして終わります。原曲のよさや魅力を十分生かしながら、しっかりとジャズに仕上げたエディ・ヒギンズの軽快なピアノ演奏をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

秋風を感じながら走り抜ける宮城の名勝「鳴子峡」紅葉の旅 ― 2024年11月14日






鳴子渓谷の紅葉スポット一番人気の「回顧橋」
最後に紅葉の季節に相応しい「枯葉:Autumn Leaves」をお届けして終わります。演奏は菅野邦彦カルテット。菅野邦彦の繊細な美しさに息をのみ、叙情に胸打たれる圧巻のピアノ演奏をお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

秋風を感じながら宮城・山形紅葉の道を走り抜ける旅 ― 2024年11月09日

11月4日の午後手始めに、作並近郊の紅葉のスポット「定義山」を訪れた。正式には「定義如来 西方寺」という。如来様として多くの参拝者が訪れる。御祈祷を受けながら願掛けをするのが習わしである。境内には、山門、鐘楼堂、御廟「貞能堂」、手水舎、御守授所がある。なかでも総青森ヒバ作りの五重塔は厳かだ。当日は、連休最後の日でもあり車の渋滞に悩まされたがなんとか到着。早速、休息を兼ねて付近の茶室で一服のお茶をいただいた。茶室から見える見事な紅葉、中でも青空の映える五十塔を背景にした紅葉は見事であった。
連休の翌日5日、毎日予定もなく「全日空」生活の特権を生かし落ち着いてじっくり紅葉を楽しみたいと思い、1泊の紅葉見物ドライブに出かけた。

国営「みちのく杜の湖畔公園」門前通り

遠刈田温泉を通り、宮城蔵王えぼしスキー場付近の紅葉見物。あたかも紅葉のトンネルの中を走行している様に見える感動的な光景の連続であった。

宮城蔵王「えぼしスキー場」付近の紅葉道路

宮城蔵王「えぼしスキー場」付近の紅葉スポット
夕方、遠刈田温泉方面に戻りホテルで宿泊。
江戸時代の宿場町「七ヶ宿」を通り抜けると眼下に「滝の川」が見えるスポットで休憩。その先には「滑津大滝」があり、大滝と紅葉のコラボを楽しむことができた。

七ヶ宿「滝の川」の紅葉

滑津大滝の紅葉
滑津大滝を後に山形方面へ。12時頃ワインで有名な「高畠」ワイリナリーに到着。軽食と休憩。連休の翌日のため、訪問者もまばら落ち着いて休憩することができた。

高畠ワイナリー
高畠を後に次の目的地天童市にある「山形総合運動公園」に向かうことにした。この公園は県内44の全ての「市町村の木」や77品種412本の桜などが植栽され、スポーツ、レクレーション、散策、植物鑑賞等様々な利用可能な施設として市民の憩いの場となっている。

山形県総合運動公園の紅葉

山形県総合運動公園 池に映る紅葉
山形県総合運動公園を後に作並の自宅に戻るとこちらも紅葉が進行していた。

作並岩屋堂の紅葉
自宅付近の「定義山」を皮切りに、「みちのく杜の湖畔公園」、宮城蔵王「えぼしスキー場」、「七ヶ宿」、山形県「天童スポーツ公園」の見事な紅葉見物ドライブと走り抜ける紅葉の旅を楽しむことが出来た3日間であった。
最後に紅葉季節に相応しい「枯葉:Autumn Leah」をお届けして終わります。今回は私の大好きなエディ・ヒギンズ(Eddie Higgins )の華麗なピアノ演奏をタお楽しみ下さい。演奏は下記

お盆休みに山形県川西町フレンドリープラザでJazzを聴くーThe Battle Japan Tour 2024 Eric Alexander (ts) & Vincent Herrings (as) ― 2024年08月18日
余談になるが、私が初めて「Eric Alexander」 を知ったのは2005年8月27日、天童市にある山形県総合運動公園で開催された、野外ジャズ演奏が最初である。芝生の草原に寝込ころがんでリラックスして聴く生演奏のフィナレーに演奏した若き日のEric Alexanderの強烈な迫力ある演奏であった。そして、2008年8月には、日本のヴィナスレコードから発売された「ジェントル・バラッツ」を試聴した衝撃は未だ記憶に残っている。

ヴィナスレコード 2008年8月20日発売「ジェントルバラッツ」
今回は、テーナーサックス奏者Eric Alexanderとアルトサックス奏者Vincent Herring , それにドラムの小林陽一、ピアノのリン・ヘイテツ、ベースの安田幸司の5人による演奏。二人のサックス奏者の演奏はもとより、小林陽一のドラム、リン・ヘイテツのピアノ、ベースの安田幸司の演奏も素晴らしい演奏であった。
最後に、バークリ音楽院にサックス奏者として留学後、現在地元長井市で活躍中の「横澤徹氏」を迎え「モーニン」、坂本九の「上を向いて歩こう」を3人のサックス奏者で締めくくった。真夏の夜の楽しいジャズを一時を楽しむ事ができた。
9時過ぎにコンサート終了。仙台までの帰宅も大変なので川西町フレンドリープラザから約30分<20km>の距離にある、米沢市郊外の小野川温泉「宝寿の湯」に宿泊。しばし、温泉で疲れを癒やすことができた。今回はジャズと温泉を楽しむことができたお盆休みのジャズコンサートであった。

川西町フレンドリープラザ The battle Japan Tour 2024

小野川温泉 宝寿の湯
帰路あまりの暑さに果樹園の経営するビッグな「かき氷」と「アイスコーヒ」を注文。メロンを添えた「巨大なかき氷」美味しくいただくことができた。

「メロンを添えた巨大なかき氷」
最後に私の大好きなEric AlexanderのKilling Me Softly With His Songをお届けして終わります。
演奏は、下記URをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=S-tvytMgB24

我家にイノシシの赤ちゃんー「うり坊」出現 ― 2024年07月28日
7月28日午前10時頃、家内が外出しようと外に出ると、「何か、小さな動物」がいるとのこと。そこには、全長40cm程のイノシシ赤ちゃん、体に縞(しま)模様のある「うり坊」のようだ。 実物を見るのはこれが初めて!
なんとも可愛らしいイノシシの赤ちゃんである。

庭に出現した愛くるしい「うり坊」
「うり坊」と「イノシシ」、同じ動物なのに全く呼び名が異なるのはなぜなのか?その理由は、うり坊の体の縞模様にある。縞々模様が「縞瓜」によく似ていることから「うり坊」と呼ばれるようになったのである。この縞模様は、外的から身を守るための保護色。おそらく、今年の春頃生まれたものと推測される。「うり坊」と呼ばれる期間は誕生から約4ヶ月ほど。半年もたつと模様が消え、大人のイノシシの姿になる。「うり坊」の体重は、子犬とほぼ同じ、だいたい5kg前後といわれる。イノシシになると、体重は70kg以上にまで成長する。
私の住む、作並岩谷堂地区は「熊」や「イノシシ」出没地帯として仙台市の監視地域となっている。

逃げ回る「うり坊」
なんとか、写真に残したいとiPhoneを取り出し、逃げ回る「うり坊」を追いかけて撮影することができた。豪雨の後の癒やされる休日の午前であり、貴重な夏の思い出となる体験であった。 最後に、ポールモーリアの「夏のあしあと」をお届けして終わります。美しい響きのストリングをお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=xcBQB4klfa4

東北最大規模のつつじ園「寒河江公園つつじ園」と「仙台の野生藤」 ― 2024年05月13日
朝、起きると我が家のシャクヤク、例年になく見事な姿を現した。

今年の連休、家にいるのがもったいないほどのお天気。お隣の山形県寒河江市では、ツツジが目下最盛期とのこと、早速山形方面に出かけることにした。 寒河江市は作並から車でおよそ1時間。寒河江市営の「寒河江公園」に向かった。公園は市街中央の長岡山一帯にあり、眺望が良く、山形盆地や月山、蔵王、朝日連峰の山々を一望できる。駐車場が整備され、入園料も無料。入園すると、人混みも少なく大かがりなつつじ🌺に圧倒された。

斜面に開花する真紅なつつじ
公園の斜面に広がるつつじ園は、3.2ヘクタール。園内には11種類、約43,000株のつつじが植栽され、5月には「寒河江つつじまつり」が開催され、夜間ライトアップも行われる。


青空に映える紫色の藤


曹洞宗洞瀧山「總光寺」の写仏修行と酒田の「滝巡り」 ― 2024年04月24日
今年の開館は4月1日、開館まもない4月8日午前に参拝した。
「總光寺」の参道約200mの両側には、樹齢400年で約120本の杉の木「江戸時代の初め、当時の住職が植えたもの」が植えられていた。多くはキノコの様な形に整えられていることから、「キノコスギ」と呼ばれる。

大きくなる前に丸く刈り込んだ火星人の様な「キノコ杉」
参道を進むと、重厚で立派な山門が出迎えてくれる。

酒田市指定文化財に指定された「總光寺」の山門
まずは庫裡にて御朱印をお願いし、志納金1,500円の写仏体験(台紙・写仏手本・オリジナル干菓子付き抹茶:)をする事にした。今回は我々夫婦のみの写仏体験。
筆ペンを利用し、台紙の上をなぞって写仏を行うのである。画像は比較的簡単な「ダイジェスト版」と写仏に時間のかかる複雑な「正規版」が用意されている。私は「ダイジェスト版」、家内は「正規版」を選び、本堂内で写仏作業を行った。




完成した正規版:太い筆で写仏したため、
お釈迦さまの左目がウィンク状態写仏作業終了後、別室で住職よりオリジナル干菓子付きの美味しい抹茶が出され、至福のひと時を過ごした。
その後、本堂裏の由緒あるお庭国指定名勝庭園「蓬莱園」を見せてもらった。小堀遠州流の様式を取り入れた、江戸時代後期の作と言われている庭である。自然の景観を構成する山・渓谷・海などを築山・滝・池などで表現する見事な庭園であった。

国指定名勝庭園「蓬莱園」:あと1週間もすれば桜が満開

静寂に包まれ、「沈黙」のひととき

まさに、古寺の趣を堪能した2時間ほどの時の旅を過ごすことができた。
「總光寺」を後に、次の目的地「滝」見物に向かった。
酒田は、滝王国と呼ばれ、見ごたえのある滝がたくさん有る。今回は、末広がりに流れる「不動の滝」と、落差63m・幅5mの直瀑として県内随一の高さを誇る「玉簾の滝」を訪れた。
まずは、酒田市下黒川地内の「不動の滝」を紹介する。滝が三方に広がる珍しい末広の流れであることから別名「開運出世の滝」とも呼ばれるパワースポットである。

開運出世の滝 「不動滝」
続いて、酒田市升田字大森にある「玉簾の滝」を紹介する。断崖絶壁から流れ落ちる水が、玉の簾のように見えることから、この名がついたと言われる。滝の岩は、東北日本の全体が海底にあった時代に噴出した溶岩が固まってできた。白滝と黒い岩壁との対比が美しく、柱状にできた割れ目がとても綺麗である。ライトアップされることもあるとのこと。水しぶきを上げながら冷気を醸し出す幻想的な滝であった。暑い日には滝修行といきたいところである。

断崖絶壁から流れ落ちる「玉簾の滝」
最後に、まるで滝が落ちる様にストリングスを演奏させるマントバーニ・オーケストラのカスケイディング・ヴァイオリンズ奏法による、華麗な「シャルメーヌ」をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

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