インドカレーを食べて「山本剛」のジャズピアノを聴くー六本木KEYSTONECLUB 東京2024年12月05日


 12月3日、私の一番好きなジャズ・ピアニスト「山本剛」のライブ演奏を聴くため、6本木のジャズクラブ「KEYSTONECLUB 東京」に出かけた。

 山本剛のジャズピアノを知ったのは、TBMレコードのAudio Referance III 用のアルバム「The Super Extended Resolution Sound of TBM」を購入してからである。このアルバムに収録されていた『Misty』の演奏に驚愕。音の良さで有名なXRCD盤CDであるが、これまで聴いたことのないピアノ演奏に鳥肌がたった。以来、山本ファンになったのである。

 開場は6時30分。当店は本格的なジャズ生演奏を聴きながらインド・ネパール料理を楽しむというユニークなクラブである。

「インドカレー」と「ナン」、「ジンジャーエール」を注文

 今回のメンバーは山本剛トリオ+1。いつもの演奏にプラス、KEYSTONEのオーナー<山中英治>のパーカーションが加わった演奏である。オーナーも大ハッスル。

 オープニングはおなじみの「Misty」。やはり、生演奏で聴く「Misty」は五感を刺激し最高である。 そのほか「My Foolish Heart」、「いつか王子様が」「Memory」「Nature Boy」等私の好きな演奏ばかり。最後は、「The Look of Love」。

          KEYSTONE CLUBで演奏する山本剛<左端>
 7時30分開演、休憩を含んで10時過ぎまでの演奏である。

休憩時間には、山本さんはオーストラリアからおかっけファンとして来日したカップルとの写真撮影に。さらに、オーナーを通じ仙台から上京した老夫婦がいると連絡していたためか、我々の前に現れ想定外のジャズ談義。中国で開催された1,000人コンサートの話。盛岡で2022年10月オープンした日本のジャズピアノ海外進出の礎を築いた「Toshiko Akiyoshi  Jazz Musium 」の話など気さくに話され、山本さんの意外な一面を垣間見ることができた。今回のコンサート、演奏はもとより充実したひと時を過ごすことができた。

 10時過ぎお店を後に地下鉄に向かって行くと、仙台はでは見たことのない、ベンツの「マイ・バッハ」をはじめ、イタリアの「マセラッティ」等最高級外車が走行。

「ベンツ マイバッハ」

 やはり、6本木の夜は別世界。最後に6本木の夜に相応しい曲をお届けして終わります。曲は今回のライブでも演奏した山本剛の代表作「MISTY」。演奏は今回の出演と同じメンバー、ピアノ(山本剛)、ベース(香川裕史);ドラム(大隈寿男)、お楽しみ下さい。

 演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=3hoxjv39ryc


秋風を感じながら走り抜ける宮城の名勝「鳴子峡」紅葉の旅2024年11月14日

 東北の紅葉は最盛期。我が家のリビングの窓からも紅葉が鮮明に見える様になった。例年になく見事な紅葉。この時期を逃したら今年の紅葉の見納めと思い、「鳴子峡」を訪れた。
           自宅リビング窓から見える紅葉
 鳴子峡の途中「荒雄湖畔公園」の感動的な紅葉。
  荒雄湖畔公園の紅葉
 荒雄湖畔公園を更に進むと「オニコウベスキー場」。山を越えると秋田県由利本荘方面。短かった秋の紅葉を見ることができた。
           「ホテルオニコウベ」付近の紅葉 
 更に進行すると、今回の最終目的地「鳴子峡」に到着。鳴子峡は、地盤の隆起運動と共に、大谷川の侵食で刻まれて深さ100メートルにも及ぶ大渓谷。栗駒国定公園内に位置し、奇岩怪石が連なり、断崖絶壁と渓流が織り成す景勝地として、昭和36(1961)年宮城県の名所に指定。
   断崖絶壁の紅葉
 「鳴子峡レストハウス」を起点に鳴子峡遊歩道の渓谷を下ると目を見張る見事な紅葉を見ることができる。遊歩道とあるが、大絶壁かなりの勾配。  80歳を越える後期高齢者には過酷な遊歩道である。チェンや鉄製の手すりにつかまりながら、下り約10分、上り約20分の強行。その甲斐あって、今まで見たことのない紅葉を見ることができた。もう1週間早ければ最盛期、誠に残念である。
              鳴子渓谷の滝

鳴子渓谷の紅葉スポット一番人気の「回顧橋」

 最後に紅葉の季節に相応しい「枯葉:Autumn Leaves」をお届けして終わります。演奏は菅野邦彦カルテット。菅野邦彦の繊細な美しさに息をのみ、叙情に胸打たれる圧巻のピアノ演奏をお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=ueIYcHkeVbE


秋風を感じながら宮城・山形紅葉の道を走り抜ける旅2024年11月09日


                               定義山の紅葉:総青森ヒバ作りの五重塔
 今年の紅葉、例年に比べ遅れ気味。私の住む宮城県仙台市作並地区もようやく紅葉の気配を感じる様になった。

 11月4日の午後手始めに、作並近郊の紅葉のスポット「定義山」を訪れた。正式には「定義如来 西方寺」という。如来様として多くの参拝者が訪れる。御祈祷を受けながら願掛けをするのが習わしである。境内には、山門、鐘楼堂、御廟「貞能堂」、手水舎、御守授所がある。なかでも総青森ヒバ作りの五重塔は厳かだ。当日は、連休最後の日でもあり車の渋滞に悩まされたがなんとか到着。早速、休息を兼ねて付近の茶室で一服のお茶をいただいた。茶室から見える見事な紅葉、中でも青空の映える五十塔を背景にした紅葉は見事であった。

 連休の翌日5日、毎日予定もなく「全日空」生活の特権を生かし落ち着いてじっくり紅葉を楽しみたいと思い、1泊の紅葉見物ドライブに出かけた。

 最初の目的地、「国営みちのく杜の湖畔公園」を訪れた。500本、約2kmのメタセコイア並木の黄葉は真っ盛り。当日は休園、誰もいない人通りもなく写真撮影、ドライブコースにぴったりであった。

国営「みちのく杜の湖畔公園」門前通り 

          「みちのく杜の湖畔公園」セコイア並木の黄葉
 国営「みちのく杜の湖畔公園」を後に国道286号線山形方面に進行。

遠刈田温泉を通り、宮城蔵王えぼしスキー場付近の紅葉見物。あたかも紅葉のトンネルの中を走行している様に見える感動的な光景の連続であった。

宮城蔵王「えぼしスキー場」付近の紅葉道路

          宮城蔵王「えぼしスキー場」付近の紅葉スポット

 夕方、遠刈田温泉方面に戻りホテルで宿泊。

 6日朝食後、蔵王「お釜」見物を予定していたが、5日午後5時より冬季通行止め。やむ得ず、七ヶ宿133号線経由山形県高畠、天童経由で帰宅することにした。

 江戸時代の宿場町「七ヶ宿」を通り抜けると眼下に「滝の川」が見えるスポットで休憩。その先には「滑津大滝」があり、大滝と紅葉のコラボを楽しむことができた。

七ヶ宿「滝の川」の紅葉

           滑津大滝の紅葉

 滑津大滝を後に山形方面へ。12時頃ワインで有名な「高畠」ワイリナリーに到着。軽食と休憩。連休の翌日のため、訪問者もまばら落ち着いて休憩することができた。

    高畠ワイナリー

 高畠を後に次の目的地天童市にある「山形総合運動公園」に向かうことにした。この公園は県内44の全ての「市町村の木」や77品種412本の桜などが植栽され、スポーツ、レクレーション、散策、植物鑑賞等様々な利用可能な施設として市民の憩いの場となっている。

            山形県総合運動公園の紅葉

山形県総合運動公園 池に映る紅葉

 山形県総合運動公園を後に作並の自宅に戻るとこちらも紅葉が進行していた。

             作並岩屋堂の紅

 自宅付近の「定義山」を皮切りに、「みちのく杜の湖畔公園」、宮城蔵王「えぼしスキー場」、「七ヶ宿」、山形県「天童スポーツ公園」の見事な紅葉見物ドライブと走り抜ける紅葉の旅を楽しむことが出来た3日間であった。

 最後に紅葉季節に相応しい「枯葉:Autumn Leah」をお届けして終わります。今回は私の大好きなエディ・ヒギンズ(Eddie Higgins )の華麗なピアノ演奏をタお楽しみ下さい。演奏は下記

URLをクリック願います


作並のハロウイン 20242024年11月01日


 ハロウィンとは、キリスト教が興る以前、アイルランドの信仰だった古代ケルトの魔除けの行事と言われ、その流れを汲んだキリスト教の祝日に由来するイベントである。

 ヨーロッパからアメリカを経て世界各地に広まり、その国の文化やしきたりと融合し、独自の進化を遂げてきた。我が国では戦後、米軍関係者が住む地域でアメリカの風習として持ち込まれたハロウィン。各地のイべントで仮装が導入されるようになったのは1980年代以降。近年では幼稚園や保育園の恒例行事になったり、大人も仮装して参加するイベントが大都市圏を中心に各地で行われている。

 私の住む作並もプチ・ハロウインが愛犬家宅で今年も開催された。愛犬をテーマにした素敵なディスプレイ。ご覧下さい。

 真ん中の愛犬をテーマにディスプレイ

           愛らしいハロウィン ディスプレイ

 幻想的な夜のハロウィン ディスプレイ

 

 最後に「黒いオルフェ:Black Orpheus」お届けして終わります。エレガントなBeegie Adairの華麗なピアノ演奏をお楽しみ下さい。

 下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=0zoxWIMuFaA




岩手県釜石市の世界遺産「明治日本の産業革命遺産:橋野鉄鉱山高炉跡」を訪ねて2024年10月02日

 9月下旬、2015年7月5日に制定された世界遺産「明治日本の産業革命遺産:橋野鉄鉱山高炉跡」と関連施設「鉄の歴史館」を訪れることにした。
 釜石駅前には、鉄のモニュメントが展示。「ものづくりの灯を永遠に」をモットに鉄の街としての誇りがこめられている。
                                    鉄のモニュメント
 その隣には、我が国製鉄の父「大島高任」像が建てられていた。

大島高任は文政9(1826)年、盛岡藩侍医の子として生まれ、17歳から江戸、長崎、大阪で西洋の技術を学ぶ。その後、水戸藩に雇われ那珂湊に大砲鋳造炉である反射炉を建設。しかし、砂鉄原料の鉄では強度に問題があるため、良質な鉄鉱石に恵まれた釜石の大橋に洋式高炉を建設し、鉄鉱石から鉄を生産することに成功した。

   大島高任 記念像


 橋野鉄鉱山高炉跡の情報を入手するため、まずは「鉄の歴史館」を見学。

釜石駅から車で約10分、釜石大観音の近くに「鉄の歴史館」がある。当館は、大島高任の偉業と釜石の製鉄業に携わった先立ちの偉業を伝えるため、昭和60年(1985)に開館。

 館内は最初に江戸時代に盛岡藩が大島高任の指導で鋳造した「橋野鉱山」で使われたいた高炉の一つ、「三番高炉」の原寸大模型が展示されている。レンガ部分だけでも約7mの高さがあり、暗闇の中にそびえ立つ威容にど肝を抜かれる。模型は赤やオレンジの照明で、溶が流れる様子を再現している。

           三番高炉 原寸大模型

 その他、鉄鉱石や高炉で作られた宝剣など、釜石の製鉄業に関する資料が揃って展示されている。

 その後、釜石市郊外(車で約50分)の山中にある明治日本の産業革命遺産「橋野鉄鉱山」を訪れた。世界遺産に登録された明治日本の産業革命遺産は、釜石の「橋野鉄鉱山」単独ではなく、正式には「明治日本の産業革命遺産ー製鉄・製鋼・造船・石炭産業」の総称である。山口県の「萩」、鹿児島県「鹿児島」、静岡県「韮山」、岩手県「釜石」、佐賀県「佐賀」、長崎県「長崎」、福岡県・熊本県「三池」、および福岡県「八幡」の全国8県に立地し、分散している。

 橋野鉄鉱山は、炭鉱石の採掘場跡、運搬路跡および高炉場跡により構成される鉄鉱山と製鉄の総称である。なお、鉄鉱石採掘場跡、および運搬路跡は非公開である。

 川の上流南側から一番、二番、三番と呼称されている高炉跡がある。まずは、一番高炉から紹介する。一番高炉跡には、当時積み上げられた石積みがほとんど残され、大きな石は重さ2トン。高さは原寸大で7.8mと言われている。

一番高炉跡 高さ2.5mの高炉跡 原寸大は7.8m

 二番高炉跡の石積みは不揃いである。これは、国定指定史跡に指定されるまで管理が行き届かなかったため紛失し、他の高炉跡とは異なり不揃いとなっている。

          不揃いの二番高炉跡 原寸大の高さは5.5m

 最後に三番高炉跡を紹介する。三番高炉は大島高任が一番最初の実験炉として建てた炉を後に

改良してもの。明治27年(1894)閉山まで稼働した最後の高炉である。

 三番高炉跡 原寸大の高さは約7m

 三番高炉跡の中に入るとの中央部に黒い塊がある。ガイドさんによると、橋野鉄鉱山から火が消えた時に最後に底に残った鉄で、磁石を近づけるとくっつくとのこと。家内が試してみると、やはりその通りであった。

           底に残った鉄

 橋野鉄鉱山、明治の最盛期には従業員1000人、牛150頭、馬50頭、年間生産量25万貫(約930トン)を生産する日本最大の製鉄所であった。

 明治4年(1871)に一番、二番高炉が廃止。明治27年(1894)栗橋分工場の創業開始とともに橋野鉄鉱山は36年の幕を閉じ、以降は鉄鉱石の採掘のみ継続されたのである。

 最後にこの季節に相応しい歌「Autumn in New York」をお届けして終わります。今回は私の好きなCharlie Parkerのサックス演奏をお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=p3i7m9mrtUE

 

 釜石市橋野鉄鉱山インフォメーションセンター

  釜石市橋野町2-6 電話 0193-54-5250

  開館日 4月1日~12月8日まで(冬期間休館)入場料/無料

 釜石市立鉄の歴史館 : 釜石市大平町3-12-7

  電話 0193-24-2211 入場料 一般500円 

  休館日 毎週火曜日・12月29日~1月3日





七ヶ浜国際村ホールで「仲道郁代ピアノコンサート」を聴く2024年09月08日

  9月8日仙台市郊外の七ヶ浜国際村ホールで開催された「仲道郁代プレミアム室内楽シーリズ in 七ヶ浜」コンサートに出かけた。

 七ヶ浜国際村ホールは、客席から海が見える「コンサートホール」として知られている。太平洋を一望できる自然の地形を生かし、恵まれた自然環境と外国人避暑地があり、国際交流の歴史を背景として、文化想像の拠点となる施設である。

                                七ヶ浜国際村コンサートホール

  開催される全てのコンサートがスクリーン全開ではなく、演奏スタイルによって海が見えないクローズ状態もある。今回はクローズ状態。

 このホール、今回の出演者「仲道郁代」が1993年7月25日オープン記念「仲道郁代ピアノびらきコンサート」に出演している。「仲道郁代」さんは七ヶ浜国際村コンサートホールとは深い関係があり、1992年5月 七ヶ浜国際村レジデントに就任。コンサートホールのピアノ選定(スタインウェイD )をはじめ、これまで29回このホールに出演している。

 今回は「仲道郁代プレミアム室内楽シーリズ in 七ヶ浜:気鋭の弦楽奏者たちと迫る音楽の真髄シリーズ①シューベルトの心の歌を聴く」というタイトルで開催された。

 「仲道郁代」さんはピアノ演奏も素晴らしいが、曲について優しく丁寧に解説される、数少ないピアニストである。仲道さんは以前日経新聞に「クラシックコンサートでは、ただ演奏を聴くべきものとされてきた。言葉は必要のないもの、音楽の邪魔をするものであるあるという捉え方が長いことあったように思う。しかし先日伺ったアンドラ・シフのリサイタルは違った。素晴らしいピアノの演奏と共に、曲についてのご本人の言葉もたっぷり聴くことができた。それはシフのプライベートサロンへ招かれているような、演奏と聴衆が共に音楽を旅するような、とても素敵な時間だった。コンサートがもたらしてくれる豊かな時間を、より深く味うことができた。」と言葉の重要性について述べている。<日本経済新聞 電子版2022/11/19>

 今日の演奏内容は、「シューベルトの心の歌を聴く」というタイトルで4つの即興曲D899 Op.90のピアノソロ演奏。後半はピアノ五重奏曲 イ長調D667 Op.114「鱒」が仙台フィルのヴィオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス奏者とのクインテット。演奏者の意のあった見事な演奏であった。

 余談になるが、天皇陛下が今年6月2日東京赤坂サントリーホールで開かれた、ピアニスト仲道郁代さんのリサイタル「The Road to 2027夢は何処へ」を鑑賞されたとのことである。

 最後に、私の好きなショパンの「別れの曲」をお届けして終わります。お楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=JLxNlAF1fA0

           仲道郁代 ショパン「別れの曲


澤井 清 ベスト・ブログ集4:今なぜアナログレコードなのか?2024年09月01日


            LP Peggy Lee  赤盤
 皆さん、アナログレコードに関心ありませんか?本ブログはアナログ・レコードについて、「アナログレコードの歴史」、「LPレコードとは」、「LPレコードが好まれる理由」等LPレコードに関する情報を実際に音楽を聴いて、レコードジャケットを見て、分かりやすく理解できるお勧めのブログです。

 一般にレコード盤の色は昔から「黒」に決まっていた。しかし、図の様な「赤盤」とかビニールそのままの黄色がかったPureな「透明盤」等レコードにまつわる話題。

 ネット配信による1曲毎のバラ売りによるアイコンの様な小さな画像、直径12cmのCDとは異なる30cmという大型LPレコードのジャケットの魅力について、米国のジャズレーベル「ブルーノート」の秀逸なジャケットを集めた図書「Blue Note : The Album Cover Art」の紹介。

 Blue Note : The Album Cover Art  1991

 私の所持する本書に紹介されているLPレコード等。レコードを見て聴いて楽しめるJazz ファンに取って必見のブログである。

  詳細は下記URLをクリック願います。

https://wni30fioix9p.blog.fc2.com/blog-entry-33.html

お盆休みに山形県川西町フレンドリープラザでJazzを聴くーThe Battle Japan Tour 2024 Eric Alexander (ts) & Vincent Herrings (as)2024年08月18日

  お盆休みの最中、8月16日(金)午後7時から世界的な米国のテナーサックス奏者 Eric Alexander とアルトサックス奏者 Vincent Herringのジョイントコンサートが開催された。

 余談になるが、私が初めて「Eric Alexander」 を知ったのは2005年8月27日、天童市にある山形県総合運動公園で開催された、野外ジャズ演奏が最初である。芝生の草原に寝込ころがんでリラックスして聴く生演奏のフィナレーに演奏した若き日のEric Alexanderの強烈な迫力ある演奏であった。そして、2008年8月には、日本のヴィナスレコードから発売された「ジェントル・バラッツ」を試聴した衝撃は未だ記憶に残っている。

                     ヴィナスレコード 2008年8月20日発売「ジェントルバラッツ」

今回は、テーナーサックス奏者Eric Alexanderとアルトサックス奏者Vincent Herring , それにドラムの小林陽一、ピアノのリン・ヘイテツ、ベースの安田幸司の5人による演奏。二人のサックス奏者の演奏はもとより、小林陽一のドラム、リン・ヘイテツのピアノ、ベースの安田幸司の演奏も素晴らしい演奏であった。

 最後に、バークリ音楽院にサックス奏者として留学後、現在地元長井市で活躍中の「横澤徹氏」を迎え「モーニン」、坂本九の「上を向いて歩こう」を3人のサックス奏者で締めくくった。真夏の夜の楽しいジャズを一時を楽しむ事ができた。

 9時過ぎにコンサート終了。仙台までの帰宅も大変なので川西町フレンドリープラザから約30分<20km>の距離にある、米沢市郊外の小野川温泉「宝寿の湯」に宿泊。しばし、温泉で疲れを癒やすことができた。今回はジャズと温泉を楽しむことができたお盆休みのジャズコンサートであった。

川西町フレンドリープラザ The battle Japan Tour 2024

                                         小野川温泉 宝寿の湯

 帰路あまりの暑さに果樹園の経営するビッグな「かき氷」と「アイスコーヒ」を注文。メロンを添えた「巨大なかき氷」美味しくいただくことができた。

「メロンを添えた巨大なかき氷」

 最後に私の大好きなEric AlexanderのKilling Me Softly With His Songをお届けして終わります。

 演奏は、下記URをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=S-tvytMgB24




我家にイノシシの赤ちゃんー「うり坊」出現2024年07月28日

 今回は、イノシシの赤ちゃん「うり坊」について報告する。

 7月28日午前10時頃、家内が外出しようと外に出ると、「何か、小さな動物」がいるとのこと。そこには、全長40cm程のイノシシ赤ちゃん、体に縞(しま)模様のある「うり坊」のようだ。 実物を見るのはこれが初めて!

 なんとも可愛らしいイノシシの赤ちゃんである。

           庭に出現した愛くるしい「うり坊」

 「うり坊」と「イノシシ」、同じ動物なのに全く呼び名が異なるのはなぜなのか?その理由は、うり坊の体の縞模様にある。縞々模様が「縞瓜」によく似ていることから「うり坊」と呼ばれるようになったのである。この縞模様は、外的から身を守るための保護色。おそらく、今年の春頃生まれたものと推測される。「うり坊」と呼ばれる期間は誕生から約4ヶ月ほど。半年もたつと模様が消え、大人のイノシシの姿になる。「うり坊」の体重は、子犬とほぼ同じ、だいたい5kg前後といわれる。イノシシになると、体重は70kg以上にまで成長する。

 私の住む、作並岩谷堂地区は「熊」や「イノシシ」出没地帯として仙台市の監視地域となっている。

  逃げ回る「うり坊」

 なんとか、写真に残したいとiPhoneを取り出し、逃げ回る「うり坊」を追いかけて撮影することができた。豪雨の後の癒やされる休日の午前であり、貴重な夏の思い出となる体験であった。 最後に、ポールモーリアの「夏のあしあと」をお届けして終わります。美しい響きのストリングをお楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=xcBQB4klfa4





バッハホールでチェロ演奏を聴くープラハ・チェロ・リパブリック2024年07月01日

 昨日6月30日、宮城県中新田にある「バッハーホール」でのチェロ・コンサートに出かけた。
            中新田バッハホール
 バッハホールは、1981年の開館以来「田んぼの中のコンサートホール」として注目を集め、地方からの文化発信の象徴的存在として全国的に知られている。音楽ホールとして世界の一流アーティストによるクラシックコンサートを開催するだけでなく、地方の町づくりモデル施設として知られている。
パイプオルガンを設置した本格的な音楽ホール
 ホールは楽器であると言われるように、ホールの持つ音の響きは重要であり、設計には「NHK総合技術研究所」が携わった。客席やステージの壁面や天井の形状にこだわり、客席後方には残響可変装置を設置。さらに、パイプオルガンも備えたこだわりの音楽ホールである。

 ロビーには「田園詩」と題し,この町並みをイメージしたステントグラスが設置され、独特の風合いを醸し出している。

        町並みをイメージしたステントグラス

 今回の「プラハ・チェロ・リパブリック」コンサートは、You Tube 動画 <オペラ座の怪人>再生回数3,000万回を超える大ヒットで世界の注目を浴びたプラハ・チェロ・カルテッドの中心メンバー3人と新たに気鋭のチェロ奏者を加え、パワーアップを遂げ 2022年に結成した、新生チェロ4重奏団である。

プラハ・チェロ・リパブリック

 演奏は、ヒット作「オペラ座の怪人」を始め、クラシックの「くるみ割り人形」、「G線上のアリア」、「ユーモレスク」。その他、アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」、シャンソンの「ばら色の人生」、ロック「ボヘミアン・ラプソディー」、ジャズのチック・コリアの「スペイン」と誰もが聴いたことのある多彩なジャンルの曲を堪能することができた。チェロ演奏と言えば、「ベルリン・フィル12人のチェロリストたち」による演奏が知られているが、今回の「プラハ・チェロ・リパブリック」は小編成ながらチェロの迫力ある生演奏であった。

最後に「オペラ座の怪人」をお届けして終わります。

 演奏は下記URLをクリック願います。

https://www.youtube.com/watch?v=qpbX7SbXOtU