穐吉(秋吉)敏子ミュージアムを訪ねて ― 2025年06月21日
穐吉(秋吉:以下一般に知られている異字体の秋吉と表記)敏子ミュージアムは、盛岡市バスセンター「ホテルマザリウム」3階ロビー傍に2022年10月オープン。このミュージアム、秋吉敏子の熱狂的ファンである盛岡のジャズ喫茶「開運橋のジョニー」のマスター照井顯氏の永年の夢が叶って実現した。
ミュージアムといっても規模は小さく「展示コーナー」に近い感じ。オープン・スペースで入場は無料である。規模は小さいが展示品には、秋吉が保管していたグラミー賞ノミネートのプレートやコンサートのポスター、ステージ衣装など貴重なコレクションが展示されている。秋吉ファンの聖地とも言える施設でもある。


秋吉のドレスと渡米後初の貴重な1967年タウンホールリサイタルポスター(写真上段中央)
秋吉敏子は、1953年来日したジャズ・ピアニスト「オスカー・ピータソン」に見出され、彼の推薦によって米国のレコード会社ノーマン・グランツ(現ヴァーヴレコード)から米国向けに東京で録音。日本人として、戦後はじめてLPをリリースしたジャズ・ピアニストである。

1953年米国ノーマン・グランツ社録音10インチ(25cm)LPと45回転EP
秋吉語録には、「米国を拠点に活動するきっかけは1953年のレコーディングでした。日本人が米国の一流レーベルからレコードを出すなんて考えられない時代でした。周囲からはシンデレラのように見えたかもしれません。」とある。
このLP米国発売が切っ掛けで、日本人で初めて米国ボストンにあるバークリー音楽院(現バークリ音楽大学)の奨学金を獲得し渡米。以後秋吉の推薦でサックス奏者「渡辺貞夫」がバークリーに入学するなど日本人米国進出の礎の役割を果たしたのである。
以下に彼女の主な活動を年代別に列挙する。
1929年12月12日旧満州遼陽で生まれる。49年より九州の進駐軍クラブでジャズ演奏。同年単身上京し、当時日本のトップグループでピアノ演奏。51年渡辺貞夫を加え、コージー・カルテッドを結成。
53年ノーマン・グランツ来日時に、初レコーディング。その作品「Amaging Toshiko Akiyoshi」が全米で注目され、56年1月バークリー音楽院奨学生として渡米。56,57年とニューポート・ジャズ・フェスティバルにも出演、一躍注目される。73年、秋吉敏子のオリジナル曲のみを演奏する「トシコ~タバキン・ビッグ・バンド」を結成。数々の名演、名盤を世に残し、人気と地位を獲得。代表作として、74年発表の「孤軍」、75年「ロング・イエロー・ロード」、76年「花魁譚(おいらんたん)」「インサイツ」などの名盤を発表。モダン・ジャズの金字塔として世界中で評価されている。82年、ニューヨークに居を移しバンドを「トシコ・アキヨシ・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキン」と再編成。73年から30年間オリジナル曲のみで演奏。2003年カーネギホールコンサート後、オーケストラを解体。その後は原点に戻りピアノに専念。ソロ、デユオ、トリオ、カルテッドなどの小編成で活動。
主な受賞歴を紹介すると、1997年紫綬褒章、99年にはジャズの殿堂(International
Jazz Hall of Frame)入り。2004年旭日小授章、2006年ジャズ界で最も権威のあるジャズマスター賞受賞。グラミー賞には14回ノミネートされるが未受賞に終わっている。

グラミー賞にノミネートされたプレート
なお、「ホテルマザリウム」内には秋吉敏子をモチーフにしたテラス付きルームが設置されている。

ドアには 秋吉敏子と夫ルー・タバキンのサイン
室内には、秋吉のLPレコードとプレーヤ、オーディオアンプが設置され秋吉のレコードを楽しめる。

LPとプレヤー(DENON)アンプ(SUNSUI)スピーカー(Technics)
その他、ホテル内のCafe Bar West38ではジャズのライブ演奏が楽しめる。昨夜20日は、ウィリアム浩子のコンサートが開催されていた。

熱唱するウイリアムス浩子
最後に、米国進出の契機となった秋吉の「Amazing Toshiko Akiyoshi」から私の大好きな「Laura ローラ」をお届けして終わります。素敵なピアノ・ソロ演奏をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=bxvknRXfAHQ&list=RDbxvknRXfAHQ&start_radio=1

参考文献
穐吉敏子著「ジャズと生きる」岩波新書(新赤盤)467、1996年10月
岩波書店 ISBN4-00-430467-9
あなたは「ハンカチの木」をご存知ですか? ― 2025年05月19日

すると、今まで見たことのない「ハンカチの木」という中国源産の落葉高木である。樹齢20年とか、今回初めて見事に咲いたとのことである。成長すると高さは12m、自然環境下では最大20mに達する珍しい高山植物である。

ハンカチの木と包と花
春から初夏にかけけて、球状の小さな花序が咲き、その周囲を2枚の大きな白い包が囲んでいる。これらの包が風に吹かれる様子が、ハンカチが舞っている様に見えることから、その名が付けられた。白い2枚の包が鳩に似ていることから別名「ハトノキ」とも呼ばれている。


白い包とは、花を守っている葉っぱのようなもの
花は中央にある丸い部分:一つの雌花にたくさんの雄花が集まった花

落葉したハンカチの木の白い「包」と「花」
初めて見る見事な「ハンカチの木」に深く感動した。
最後に花に因んだ曲「小さな花: Petite fleur」をお届けして終わります。
「小さな花」は、米国のソプラノ・サックスおよびクラリネット奏者シドニー・ベシェ Sidney Becherが1952年作曲。パリーを中心にヨーロッパで人気を博し、フランス語の歌詞が付与されシャンソンとして歌われた。日本ではザ・ピーナッツが「可愛い花」というタイトルでヒットさせた。
今回は私の好きなクラリネット奏者「北村英治」の演奏でお届けします。
お楽しみ下さい。演奏は下記URLをクリック願います。

作並のマジックアワー:幻想的な「夕日と桜」 ― 2025年04月26日
作並岩谷堂の桜もほとんど散ったが、幸い「枝垂れ桜」の最盛期であった。夕日と桜のベストコラボ。ご覧下さい。

ピンク色に映える「桜」と「夕日」見事なコラボ

幻想的な沈みかける夕日

演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=7SWqH70JP3A

珍しい花見ー東根市自衛隊「神町駐屯地」の桜並木 ― 2025年04月22日

神町(じんまち)駐屯地は、山形県東根市にあり太平洋戦争中の昭和19年(1944)に「神町海軍航空隊」として設置。昭和20年の終戦後は米軍が進駐、昭和31年(1956)6月まで「神町キャンプ」として駐留。返還された昭和31年12月に青森の第20普通科連隊が移駐し、「神町駐屯地」と改名し現在に至っている。写真は神町海軍航空隊時代の滑走路跡に返還を記念して桜が植樹された。一直線に植樹された見事な桜並木である。
その後、現在桜の時期になると一般市民に開放されている。

さくら一般開放の知らせの「のぼり」
基地内には基地独特の戦車やヘリコプター等が展示されている。しかもそれらが桜とコラボ。珍しい取り合わせ。

戦車と桜
さらに、曜日によっては自衛隊員の補助のもと見学の児童が展示大型ヘリコプター等に乗る機会もある。

展示用大型ヘリコプター

大型ヘリコプターコックピットから桜を眺める児童(左側)

その他、珍しい航空機が展示されていた。

夜になると基地内の一部にライトアップされた「桜」を見ることができる。

ライトアップされた「夜桜」
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=_hT8NfM_lpQ

東北のひなまつりを訪ねてー宮城県丸森町「齋理のひなまつり」と山形市の山形まるごと館「紅の蔵」の雛人形展 ― 2025年03月06日
齋理屋敷は江戸後期より七代続いた豪商「齋藤屋」の屋敷跡。代々の当主が理助と名乗ったことから「齋理」と呼ばれる様になった。昭和25(1950年)まで商売を続けていたが、昭和61(1986年)に七代目当主より土地・家屋の全てが町に寄贈。昭和63(1988年)蔵の郷土館「齋理屋敷」として開館。平成23(2011年)には、館内12ヶ所の建造物が国の登録有形文化財に認定された。

齋理屋敷 左の蔵は何代目かの豪華な嫁入り道具が展示
齋理屋敷では、毎年この時期「齋理の雛まつり」が開催。今年は2月4日から3月30日まで開催中。3月3日は休館日のため4日訪れた。平日のため、来館者も少なく落ち着いてお雛様を見ることができた。
40畳の座敷に代々伝わるお雛様の段飾りを披露。享保雛や古今雛、嫁いできたお嫁さんが抱いていた市松人形など、齋理家の繁栄の歴史を雛人形や広間に壮厳に並ぶ、いろいろな道具類の豪華さを通して見る事ができる。

齋理屋敷の雛
3月6日、今度は山形方面のひな祭りを訪れた。
今回は山形市にある山形まるごと館「紅の蔵」の紅花商人の旧家に伝わる時代雛展を訪れた。 「紅の蔵」の舞台となる蔵は、紅花商人であったマルタニ長谷川家の所有の母屋と五棟の蔵で構成されている。

山形まるごと館「紅の蔵」正面

長谷川家に代々受け継がれて華やかな雛人形
紅花の取引によって京都などからもたらされた上方文化を垣間見ることができる貴重なお雛様である。
今回は、宮城、山形の豪商の所有する華やかなで優雅なお雛様を見ることができた二日間であった。
最後に、ジャズでも有名な「サテン・ドール」をお届けして終わります。演奏はマッコイ・タイナーの華麗なピアノタッチお楽み下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

2025年冬の作並ーほっこり作並 ― 2025年02月02日
残念なことに、昨年度開催されたラサンタ交流会館のイヴェントは中止。だが、今年も作並街道や作並・新川・ハイランド地域に飾られた風情あふれる雪灯籠が夕方には火が灯り、街道が幻想的な雰囲気につつまれていた。
雪灯籠のほのかな灯がほっこりとした気持ちにさせるため、「ほっこり作並」と呼ばれる。


作並街道(48号線)の雪灯籠
このイベントは、作並街道以外の私の住む岩谷堂近辺でも実施。ニッカウィスキー仙台工場から岩谷堂に向かう道路沿いにも小さな「かまくら」が準備され、夕方から灯される。主催者から各家庭にローソクと協力依頼書が配布され雪あかりの準備。

配布依頼パンフレット
我が家の庭にも「ローソク」を灯してみた。

我が家に灯るローソク
ご近所にも手のこんだ様々な「かまくら」が設置。あたり一面が幻想的な世界となる。

4段重ねの雪灯籠

「雪だるま」と「雪灯籠」

大掛かりな雪灯籠
さらに、ニッカウィスキー仙台工場から岩谷堂に向かう道路沿いにも小さな「かまくら」が準備され、夕方から灯される。

手のこんだ雪かまくら

子供さんがいる家庭の「雪だるま」のかまくら
今年は、新たに従来の雪灯籠以外に昔栄えた宿場町作並街道地域の雪灯籠を見学した。まずは、雪灯籠導入箇所から紹介する。

国道48号線から右折した旧宿場町作並地区






初めて見る優雅な「竹筒の灯籠」
星をみながら幻想的な雪灯籠を堪能する一時を過ごすことができた。最後に「星に願いを」お届けして終わります。演奏は「ルパン三世」でお馴染みの「大野雄二」。華麗なピアノ演奏をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

読書に浸る旅が叶うおしゃれホテル・温泉旅館と元祖 Library Hotel ― 2025年01月22日

無料コーヒーを飲みながら雑誌や図書を提供する「LA JOLIE MOTOMACHI」
誰でも利用できるホテルラウンジ内のライブラリーには「自然や生き物」「世界を見渡す」「日本と山形」「My Favorite Things」「暮らし」など10のテーマに関する1000冊の本が館内の好きな場所で読む事ができる。

「SHOUNAI HOTEL SUIDEN TERRASE」ホテルラウンジ内の書架
宿泊者向けの宿泊棟には、「一冊一献」「物思いに耽る夜」「地域の暮らしの今昔」「確かな時代を生きるの」など7つのテーマをもとに、1000冊の本が用意されている。

SHOUNAI HOTEL 宿泊者専用ライブラリー

SHOUNAI HOTEL 宿泊者専用読書コーナー
温泉旅館としては、福島県福島県磐梯山「星野リゾート磐梯山」が地元関係の図書や植物に関する図書が展示されていた。

星野リゾート磐梯山 Books & Cafe
山形市郊外の黒沢温泉「悠湯の郷ゆさ」は、温泉入浴後のリラックス施設「おふろCafe yusa」ライブラリーを全面に打ち出し2022年12月リニュアル。雑誌や本を中心とした2層構造の施設に約8,000冊を展示し、温泉と読書を楽しみことができる施設として注目されている。


「おふろCafe yusa」 漫画を中心とした書棚

「おふろCafe yusa」湯上がり後リラックスして読書する利用者
我が国で近年注目を浴びている「ホテル・温泉旅館」ライブラリー。米国では、書籍を分類した本格的な魅力ある「LIBRAY Hotel」が存在する。ホテルの名前にもある様に、ホテル内は6,000冊以上の書籍で溢れ、館内の多くのスペースに本棚が配置。6,000冊以上の本は、普段利用する公共図書館で採用されている分類法に基づいて整理されている。分類は、米国の図書館学者デューイの考案した十進分類法<0~9>である。各階にある10の各部屋には、分類の10カテゴリーの1つを添え、60室の客室には、それぞれ分類表に対応する様な主題の本<5冊~150冊>が設置されている。
ライブラリーホテルルームメニュー例
3階 「社会科学」301号室 コミュニケーション302号室 政治学 等
4階 「言語」 401号室 スラブ語 404号室アジア語 等
5階 「数学と科学」501号室 数学 505号室 恐竜 等
6階 「テクノロジー」601号室 広告 606号室 健康と美容 等
7階 「芸術」701号室 建築 705号室 音楽 等
8階 「文学」 803号室 詩 806号室 ミステリー 等
9階 「歴史」 10階「一般知識」 11階「哲学」 12階「宗教」が準備されている。
宿泊者は様々なジャンルの書籍を自由に閲覧でき、読書好きな宿泊者には理想的な環境が提供されているホテルと知られている。特に、文学をテーマにした魅力的な空間が特徴とのことである。
未だ宿泊したことはないが、「図書館学」をライフワークにしている私にとって関心事あるホテルの一つである。




このホテルのコンセプトは、以下の通りである。
1. 本に囲まれた空間 :名前のとおり書籍であふれるホテル
2. 読書をテーマにしたデザイン:ロビーや客室、廊下などすべての空間が本や読書に関連するデザインで飾られている。
3.ライブラリーバーやラウンジ:ホテル内には読書とともににリラックスできるバーやラウンジが併設。コーヒーやカクテルを楽しみながら静かに読書可能。
4.文学イベントやワークショップ:定期的に、作家のトークイベントや読書会、文学ワークショップ開催。
5. 個別の客室テーマ:各客室には、特定の作家や文学作品にちなんだテーマが併設。
6.リラックスした雰囲気:静かな環境で、読書を楽しみたい人に最適。
7. コミュニティとのつながり:ホテル内で他のゲストと自然にコミュニケーションが取れ、共通の趣味を持つ仲間と出会える可能性。
8. 文化的なアメニティー:書籍だけでなく、アートや音楽など、文化的な体験を提供し、宿泊者は滞在中多様な文化的な活動を楽しむことができる。
ライブラリーホテルは、マンハッタンアヴェニュー299番地のイースト41番街、ミッドタウンの完璧な中心街にある。近くには「ニューヨーク公共図書館」や「ブロードウェイシアター」、「ロックフェラーセンター」がある。
最後に、Hotelに因んだジャズアルバム カレン・ソーサの「Hotel Souza」の中からボサノバ、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「Dindi:ディンジ」をお届けして終わります。妖艶なアルゼンチン出身のジャズ歌手カレン・ソーサの知的でクールな歌声をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

LIBRARY HOTEL 公式サイト
https://libraryhotel.com
大きく成長した作並の羊ー長野からやってきた生後2ヶ月の子羊 ― 2024年12月20日
今年4月、岩谷堂付近のお宅で糸つむぎ材料の原毛用として「子羊」二頭が飼育されるようになった。生まれは長野、生後2ヶ月4月に作並にやってきた。当初は、未だミルクを飲む生後2ヶ月の子羊。かわいい子犬の様に見える雄と雌。

2024年4月長旅を終えやってきた子羊の雄と雌。
6月になると、食事もミルクから野草に代わり食欲も旺盛となり樹木の木の葉も食べる様になった。当初は雄雌ともに仲良く行動していたが、雌の子羊が積極的活動開始。雄の子羊はおっとり。

家内も、子羊の好きな野草を調達し出向くと「メー」とヤギの様な声を発して足早にやってくる。野草も好みがあるようで、「こうぞの木の葉」や「ギシギシ」、「はこべ」、「大ばこ」等を競って食べていた。しかし、日が経つにつれ「ギシギシ」を見ても”ふん”と見向きもしない事もある。現在は「大ばこ」が大好物。なかなかの美食家である。

お好みの「大ばこ」を食べる子羊
梅雨時6月の大きくなった羊、もはや子羊とは言えない。

大きく成長した羊
運動不足を補うためか、朝の散歩も開始。どこか外食に出掛けている様にも思える。

外食に出かける羊さん
8月になると、食用草食も少なくなってきた。

餌を求める羊
秋も終わり、12月中旬になると作並も雪景色。冬に備えて羊も大きく変化、本格的な羊として成長した。

大きく立派に成長した羊
散歩の際、羊の住む庭の前を通ると餌を求めってやってくる食欲旺盛な雌羊、後方は雄の羊。
気になるのは、冬場の餌であるが飼い主は大量の干し草を準備したとのことであるが、果たした羊たちはお気に示すかどうか。。。。。

餌を与えることが出来なくてもやってくる「人なつこい雌羊」
まもなくクリスマス。クリスマスと言えば「イエス・キリスト」が生まれたことを記念する日である。その最初のクリスマス、待ち続けた救い主が生まれたという超特大ニュースが、真っ先にある人々のもとに届けられた。それが羊飼いたちであることが新訳聖書『ルカの福音書第2章』に記載されている。この様に羊はクリスマスと深い関わりを持っている。最後に、クリスマスを祝して、私の好きなエディ・ヒギンズの「The Christmas Song」をお届けして終わります。原曲のよさや魅力を十分生かしながら、しっかりとジャズに仕上げたエディ・ヒギンズの軽快なピアノ演奏をお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

インドカレーを食べて「山本剛」のジャズピアノを聴くー六本木KEYSTONECLUB 東京 ― 2024年12月05日

山本剛のジャズピアノを知ったのは、TBMレコードのAudio Referance III 用のアルバム「The Super Extended Resolution Sound of TBM」を購入してからである。このアルバムに収録されていた『Misty』の演奏に驚愕。音の良さで有名なXRCD盤CDであるが、これまで聴いたことのないピアノ演奏に鳥肌がたった。以来、山本ファンになったのである。
開場は6時30分。当店は本格的なジャズ生演奏を聴きながらインド・ネパール料理を楽しむというユニークなクラブである。

「インドカレー」と「ナン」、「ジンジャーエール」を注文
今回のメンバーは山本剛トリオ+1。いつもの演奏にプラス、KEYSTONEのオーナー<山中英治>のパーカーションが加わった演奏である。オーナーも大ハッスル。
オープニングはおなじみの「Misty」。やはり、生演奏で聴く「Misty」は五感を刺激し最高である。 そのほか「My Foolish Heart」、「いつか王子様が」「Memory」「Nature Boy」等私の好きな演奏ばかり。最後は、「The Look of Love」。

休憩時間には、山本さんはオーストラリアからおかっけファンとして来日したカップルとの写真撮影に。さらに、オーナーを通じ仙台から上京した老夫婦がいると連絡していたためか、我々の前に現れ想定外のジャズ談義。中国で開催された1,000人コンサートの話。盛岡で2022年10月オープンした日本のジャズピアノ海外進出の礎を築いた「Toshiko Akiyoshi Jazz Musium 」の話など気さくに話され、山本さんの意外な一面を垣間見ることができた。今回のコンサート、演奏はもとより充実したひと時を過ごすことができた。
10時過ぎお店を後に地下鉄に向かって行くと、仙台はでは見たことのない、ベンツの「マイ・バッハ」をはじめ、イタリアの「マセラッティ」等最高級外車が走行。

「ベンツ マイバッハ」
やはり、6本木の夜は別世界。最後に6本木の夜に相応しい曲をお届けして終わります。曲は今回のライブでも演奏した山本剛の代表作「MISTY」。演奏は今回の出演と同じメンバー、ピアノ(山本剛)、ベース(香川裕史);ドラム(大隈寿男)、お楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。

澤井 清 ベスト・ブログ集4:今なぜアナログレコードなのか? ― 2024年09月01日

一般にレコード盤の色は昔から「黒」に決まっていた。しかし、図の様な「赤盤」とかビニールそのままの黄色がかったPureな「透明盤」等レコードにまつわる話題。
ネット配信による1曲毎のバラ売りによるアイコンの様な小さな画像、直径12cmのCDとは異なる30cmという大型LPレコードのジャケットの魅力について、米国のジャズレーベル「ブルーノート」の秀逸なジャケットを集めた図書「Blue Note : The Album Cover Art」の紹介。

Blue Note : The Album Cover Art 1991

私の所持する本書に紹介されているLPレコード等。レコードを見て聴いて楽しめるJazz ファンに取って必見のブログである。

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