お洒落で本格的なジャズ喫茶ーJazz Cover Art Gallery, Jazz Listening Cafe, and Jazz Wine Bar PARAGONIAN その1: アート編 ― 2024年03月06日
久し振りにジャズ喫茶店を訪れたいと思い、仙台近郊のジャズ喫茶を探した。すると、店内にジャズカバーそれも私の好きなチャリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリディ、スタン・ゲッツ等、ジャズ黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト「デヴィッド・ストーン・マーティン」(以下DSMと略)の大きな石版画を店内に展示しているジャズ喫茶、「パラゴニアン」を発見。 今回は、ジャズ喫茶&ワインバー、カバーアートギャラリー「パラゴニアン」のアートについて紹介する。
「パラゴニアン」は仙台に隣接した東北地方で最も古い歴史のある街、「多賀城市」に2022年12月オープンしたジャズ喫茶店である。

ジャズ喫茶&ワインバー カバーアートギャラリー 「パラゴニアン」
店内に入ると、期待通りの貴重なDSMのアートを始め、更に音に定評のあるJBL社のスピーカー「 Paragon」 や「Everest」を備えた本格的なジャズ喫茶であった。まずは、DSMの描いたリトグラフ画像を紹介する。

写真の様にLPレコードのジャケットよりも大きなDSMの貴重なリトグラフの画像が飾られていた。左から、ビリーホリディの①ALL or Nothing at All,②Billie Holiday Sings,③ノーマン・グランツによって開催されたコンサートJATP(Jazz at the Philhamonic) Vol.4コールマン・ホーキンズとレスター・ヤングが収録されたLPに使用されているリトグラフである。
その他、壁面には数枚のDSMのリトグラフ画像とBLUE Noteジャケットの中でも最も人気のある「Cool Struttin' / Sony Clark」Blue Note1588の闊歩する女性の足をアップで切り取った、先鋭なセンスと独創的なアイディアのアルバムも展示されていた。

Blue Noteジャケットで最も人気のある「Cool Struttin's / Sony Clark」Blue Note 1588 も展示 右端参照
さらに、トイレ内にも今まで見たことのないDSMのモダンなデッサンも飾ってあった。 DSMのリトグラフを中心に、約400枚のLPを収集する熱烈な愛好家であるマスターのマニアックな一面を窺うジャズ喫茶である。
最後にDSMデザインが冴える、宙を飛ぶ二人のテナー奏者の壮烈なバトルを描いたジャケットとして知られるLPから、バラード「エンブレイサブル・ユー」をお届けして終わります。ロイ・エルドリッジ(Roy Eldridge)からパーカー(Charlie Parker)の受け渡しをお楽しみ下さい。
演奏は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=mkMIFNoLtVo

お洒落で本格的なジャズ喫茶ーJazz Cover Art Gallery, Jazz Listening Cafe, and Jazz Wine Bar PARAGONIANその2:オーデイオ編ヘ続く
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